コンセプト

a0002_011891_mウェブデザインとはウェブというメディアを介した情報の送り手と受け手との円滑なコミュニケーションを実現することである。そのためには明確なコンセプトの元に、ウェブせ伊作を行っていくことが重要である。ここではウェブにおけるコミュニケーションのあり方とコンセプトメイキングの手法について解説する。

 

1、コミュニケーション

人と人とのコミュニケーションにおいては、情報の送り手が伝達しようとする情報の意味内容を受け手が同じように理解できること、つまり、意味の共有が重要である。送り手側は伝えようとする情報の意味内容を言葉や身振り、表情、文字や図などの記号として表現し、受け手側は、この記号を解釈して、送り手側の情報の意味内容を理解しようとする。これにより、お互いに意味の共有ができた時に円滑なコミュニケーションが達成される。なお、この意味の共有の多面位は送り手と受け手の間で表現についての共通の理解の前提が必要である。

ウェブにおける情報の発信者と受信者おコミュニケーションではお互いが伝えたいシミ内容は主にテキストという記号を用いて表現されるが、写真、イラスト、チャートなどの画像、音楽、映像などでも表現できる。これらの記号を統合し、構造化することで、コミュニケーションを実現していくことがウェブデザインの課題であり、目的である。

 

2、コンセプトとは

ウェブにおける情報の発信者と受信者のコミュニケーションを実現するためには作ろうとしているウェブサイトの目的を明確にする必要がある。このことをコンセプトと呼び、コンセプトを設定していく作業全体のことをコンセプトメイキングと呼ぶ。コンセプトメイキングでは何のために誰が、誰に、何を、どのように伝えるのか、また期待される効果について明確にしておく必要がある。

①なんのために

目的や解決すべき課題を具体的なゴールに落とし込むのは意外に難しい。これらを具体的なテーマに落とし込むには、課題に関する現状調査や同じような目的に対する事例研究などが役に立つ。②誰が

受信者にとって誰からのメッセージであるのかは重要であり、表現の中に発信者が誰であるのかを盛り込む必要がある。

③誰に

ウェブの閲覧者のことをユーザーと呼び、特にターゲットとするユーザの性別や年齢、興味対象、社会的なポジションなどを特定し、これに応じた文章表現やデザインを行っていく。

④何を

伝達内容はコンテンツとも呼ばれ、コンテンツはウェブサイトの目的によって規定される。もっとも伝えたい要素が際立つようにコンテンツの優先順位をつけておくと良い。

⑤どのように

コンテンツは具体的であるほど伝わりやすい。テーマや目的にあった具体的な情報を収集することが重要になる。また、同じ内容であっても様々な表現方法が可能であり、その中から受信者に最も理解を得やすい表現を模索する必要がある。

⑥期待される効果

どのような評価が得られた時にウェブサイトの目標が達成されたのかという基準をあらかじめ設定しておく。個人が運用するウェブサイトの評価基準は基本的にはアクセス数になる。ただし、コミュニティサイトやコーポレートサイト制作などの場合、登録数や売上高など様々な要素が評価基準となる。